2026年2月から日本とカナダ、そして世界をつなぐ人材を創出する事を目指し、仲間と出会い、共に学び考え・未来を語り合うコミュニティ【Valuable Connect】 を開設・運営していくことにしました。ここは、就職や未来の“答え”を受け身でもらうのではなく、自分で考え、動ける姿勢が身に付けることができます。

その活動の一環として、3月から3ヶ月間にわたるカナダ市場から見る日本産品のリアル 〜マーケティングリサーチ〜という講座を開いています。

2026年3月15日(木)には第一弾を開催し、参加者とともにアジア系人口が多いカナダ・リッチモンドの小売店を巡りました。

本講座は、日本産品の流通状況や売り場づくり、価格帯などを実際の店舗で観察しながら、現地市場を読み解く力を養うことを目的としています。
また日本企業がどのようにブランディングを行い、海外市場へ展開していくべきかについて、弊社の実務経験をもとにお話をいたしました。

酒屋
スーパーマーケット

スーパーマーケットでは、日本産の野菜・果物・米・海産物などがどのようにディスプレイされ、どの価格帯で販売されているのかを細かく観察しました。

例えば、日本産の「なると金時」とアメリカ産のさつまいもが同価格帯で陳列されている一方で、現地で好まれる“ねっとり系”の食感を強く打ち出した中国産のドリアンスイートポテトはより低価格で販売されていました。また、日本産の短粒米はアメリカ産と比べて低価格で提供されていたり、パッケージの英語表記が不十分であるなど、消費者に対する訴求が弱いケースも見受けられました。

これらの観察から、価格・嗜好・情報設計といった複数の要素が、現地市場での競争力に大きく影響していることが分かりました。

こうした現状を踏まえ、日本企業が海外市場で競争力を高めるためには、単なる品質の高さだけでなく、現地消費者に伝わる言語での情報発信、価格戦略の明確化、売り場での視認性・ストーリーテリングの強化などの要素が日本の商品が海外へ進出していく上で重要であることを、参加者の方に気づいていただきました。

酒類販売店では、日本市場で受け入れられる可能性のあるカナダ産アイスワインの特徴を探るとともに、カナダ独自の品質認証であるVQA(100%カナダ産ブドウの使用、特定地域での生産、厳格な品質検査をクリアしたワインに付与)についても理解を深めました。

また、日本酒の価格帯や見せ方についても観察を行い、純米大吟醸「玉の光」(720ml)が約$300で販売されているほか、ギフト用途を意識した和紙デザインのパッケージが採用されている点などの発見がありました。

今回は参加者の方がお酒分野に関心をお持ちだったこともあり、私たちはアイスワインは専門外の領域ではあったものの、多角的な視点から商品について参加者とともに考察していきました。こうしたフィールドワークを通じて、参加者の方にとって、新たな視点を得る機会となるとともに、興味のある分野について主体的に探究していくきっかけとなっていれば幸いです。

最近日本からのワーキングホリデーや留学生の方々から、「カナダに来たけれど、この先どうすればいいんだろう」「カナダでの経験をどのように将来に活かせば良いのか」「どうしたら現地で仕事に就けるのか」「現地でのコネクションが欲しい」という相談を受けることが増えてきました。

「何かしてあげたい」という気持ちはもちろんありますが、カナダを含む海外の就職市場は決して甘くありません。英語が話せても、日本や海外で就労経験ある人でも今のご時世、仕事に就くのは非常に難しいです。結局のところ、道を切り開くのは自分自身という現実もあります。

そんな厳しい状況と現実を避ける事はできませんが、せっかく勇気を出して海外に来たのだから、海外に出たという経験が将来の糧になる学びや気づきに少しでもつながってほしいと思っています。そんな想いから、Valuable Connectを立ち上げました。

自分の視点で考え、行動する力は特別な経験や肩書きがなくても、私たちの身近な日常の中で磨いていくことができます。ですがこうした力は、一人で考えているだけでは、なかなか育まれません。だからこそ、気づきを共有し、言語化し、磨き合える場としてValuable Connectを提供していきたいと思っています。

カナダにいる「今」を、ただの通過点で終わらせないために。

スケジュール
講師
アテンド

次回のマーケティングリサーチの開催場所は、ノースバンクーバーです。講座の参加募集はLINE公式アカウントで行います。みなさんのご参加をお待ちしております。

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※現在2026年3月18日時点、LINE公式アカウントの登録者は約50名。

Valuablelink Consulting Inc.は、こだわりの日本産商品や日本文化を、カナダをはじめとする海外の皆様に広める活動を続けていきたいと考えております。

今後ともよろしくお願いいたします。

日本と世界の架け橋となり、日本の魅力を世界へ!